2020年6月26日金曜日

自粛明けの千石岩

日程:2020/06/22
参加者:スミ(L)、カトウ

外岩は2月ぶりだった。
日頃の懸垂の成果か、意外と登れたので良かった。

だが、10本登ったつもりが、いま数えなおすと9本しか登っていない。
やっぱり俺はダメな人間だ。

また、「スカイライン(5.10a)」で映える写真を撮ってもらったが、先日の滝登り以来挙動がおかしくなった我がスマホがこのクライミング後に完全にオシャカ(電源がつかない状態)になってしまったため写真がない。

iPhoneテンエスの防水は滝の水圧を想定していない。

  • 「クリンクリン(5.8)」FL(ちょっと怖い)
  • 「バフフェイス(5.10a)」RP(再登、意外と難しい印象)
  • 「スカイライン(5.10a)」OS(素晴らしいルートだった、全力を以てOSすることができた、クライミングの最高さを実感した)
  • 「フレークルート(5.10b)」OS(素直で楽しく登れる課題)
  • 「keiちゃんがんばれ(5.10a)」RP(三年くらい前に一回触って登れなかった課題、出だしがサプライズ)
  • 「オダハング(5.10c)」RP(再登、ハング越えの左手のカチ保持で力みすぎて後頭部左の筋が音を立てて切れた)
  • 「バフフェイス下部(5.9)」FL(これを登るまで「バフフェイス下部(5.9)」を勘違いしていた、となりで登っていた女性が教えてくださった、いままで登っていた「バフフェイス(5.10a)」はまやかしだった)
  • 「無名スラブ(5.7?)」FL(バフフェイス取り付き左側の壁のグレードが付いていない課題)
  • 「ノーマルルート(5.7)」RP(再登)

オワリ。

とある海岸瀑を登りに行って敗退した

日程:2020.06.20
参加者:コサカ(L)、スミ

久々の山行だった。
大学生になってから、丸々4か月近く山へ行かなかったのは初めてだ。

今回の登攀対象はとある海岸に聳える滝。
おそらく未踏。
大きさは60~70mくらい?

とても辺鄙な村から藪漕ぎを30分くらい行うと海岸に到達する。そして、滝が見える。
写真で見ていたよりも大分イケてる。
第一に、前日までの雨で通常よりも水量が増えており、堂々たる様相が晴天に映える。
第二に、遠望するとその滝の唐突さにいささか面食らう。延々と続く崖の中に忽然とその滝は在る。
第三に、落ち口付近がどう見てもかぶっており、”覚悟”が必要なタイプの登攀が予想される。














辺りをウロウロして登路を探るも、どうみても難しい。

とりあえず、撤退できる範囲内で登ってみることにした。リード権ジャンケンして、クライミングシューズで登攀開始。荷物は基部にデポした。

1P目 コサカリード Ⅳ 30m
超ヌメル。とてもヌメル。今までの滝の中でもトップレベルにヌメル。斜度は垂直。ホールドは過不足なく散りばめられているが、どれも怪しい雰囲気を纏っている。概してそこそこ危ない。大滝登攀の鉄の掟、「ホールドを下に押し付ける」を忠実に実行した。




2P目 スミリード Ⅲ 15m
巨大な岩が不安定に積み重なっているオウカクを登攀。ビレイ点は2m四方のテラスになっているが、滝の水が直撃してとても寒い。

2p目終了点から、その先を見ると、基部から偵察したときよりも絶望的ではないことがわかった。4~6番サイズのチムニーを人工登攀まじりで抜けるか、チムニーを巻いて不確定なブッシュのミックス帯に突っ込むかの二択。いずれにしても簡単ではなさそう。

3p目の相談をしている間にも水は絶え間なく降り注いでおり、それは私たちを凍えさせた。覚悟が足りていなかった。今日のところは撤退することにした。

岩と岩の接地部分にスリングを巻いて懸垂。捨て縄を持っていなかったので、私の、買いたての、新品の、ケブラーコードを残置した。



登るのはまたの機会に。

帰り道には観光した。