2019年8月29日木曜日

2回目の名張

日程:8/25
参加者:ババ(L)、ウノ、スミ、カトウ

最近沢登りではよく来ていたが、クライミングを目的に訪れるのは3年ぶりである。
3年前は「直登(5.10a)」をトップロープで遊んだだけでお腹いっぱいになっていた。

まず、サニーサイドへ。
岩場の基部ではスズメバチもどきが大量に集ってくる。恐ろしい。
「ジュマンジ(5.10a)」にトライ。3回テンションかけながら核心へ突っ込もうとしたその時、隣の「ディナーアウト(5.10dR)」のクラックから大量の蜂が出現。クライミングどころではなくなり、ロワーダウンで撤退。カムは上から回り込んで回収した。
「むらさめ(5.9)」をちゃっちゃとFLして第1岸壁へ転戦。
「直登」に3年ぶりに挑むと、割とあっさりRP。核心はレイバックで解決。次来た時はクラックムーブで挑みたい。
その後は「これなんですか(5.10a)」にトライ。核心を越えられず。これは宿題。

クラックもクライミングのバリエーションの1つでフェースのクライミング力にある程度比例することを身を以て学んだ。引き続きクライミングを頑張りたい。あと、名張にも今シーズンあと2.3回は行きたいな〜。

▲これなんですか(5.10a)


2019年8月21日水曜日

錫杖岩舎に定着してたくさん登攀してきた


山域:北アルプス 錫杖岳
日程:8月9日~8月14日
参加者:スミ(L)、アキヤマ、サイトウ


アキヤマさんサイトウさんと錫杖岳で岩登りをしてきた。


8/9
私だけ錫杖岩舎の場所取りのため前日入り。1人で焚き火を見ながらぼんやり前衛フェースを見て何も考えないのは贅沢な時間だった。19:00頃から大量の落雷とともに短時間に大雨が降り恐怖した。岩舎の下地も増水時は流路となっており、テントの下に水流を感じながら雷に怯える羽目となった。このため錫杖岩舎は年々面積が減少しているようだ。
▲錫杖岩舎から前衛フェースを見上げる

8/10
7:30頃サイトウさんと合流し「左方カンテ(4級下 Ⅴ+)」へ。1p目は私がリードで以降ツルベで登る。大人気ルートなだけあって終了点はグージョンなことは勿論、様々な残置があり逆に面白かった。印象に残ったのは6p目の残置1番カムとその1番カムにバチギキしている残置ナッツキーである。残置に至るストーリーがありありと目に浮かび同情を禁じ得なかった。また、先行パーティの富山県の大学生2人が終始「エグいて!!!」以外の言葉を発しなかったことも印象に残った。
私がリードの3p目でルートを無視して直登しかけた以外は問題なくクライミングをこなすことができた。岩舎に戻り、アキヤマさんと合流して宴会。
▲「左方カンテ」1p目



8/11
アキヤマさん、サイトウさんと共に「バードランド(4級下 5.9 A1)」へ。2p目の5.9のピッチでは私がリード。核心のクラック直前に1番カムを極めようとするも故障しておりトリガーを引けないので8割開いた.75番を置いて突入。今までで一番恐ろしいレイバックを決めていった。だが、クライミングを華麗にこなすも上部で終了点迷子となって時間をロス。というかクライミング以前にとにかく暑すぎる。水分をケチった影響で我々は干からびる一方であった。身の危険を感じて敗退。岩舎に帰りアキヤマさん持参のそうめんで英気を養う。この日より、岩舎に帰着した後は錫杖風呂(錫杖岩舎に隣接する沢の小さい釜)で沐浴を行うのが全員の日課となる。
▲錫杖風呂


8/12
同じ面子でバードランドに再挑戦。前日の反省を活かして水分をたっぷり持っていく。7.8pはビチョビチョボロボロヤブヤブの古き良き日本の岩場三拍子が揃っている核心。そのハング地帯をサイトウさんが捨て身のA0で越えて行った。無事完登。
  
▲「バードランド」7.8p目

8/13
サイトウさんと2人で「見張り塔からずっと(4級 5.9)」へ。下部はコンテを用いるなどして時間短縮に励む。核心の5.9の2ピッチでは1ピッチ目でフォローの私が落ちるという大失態を演じて大変落ち込んだ。最上部の2ピッチは右に寄りすぎて猛烈な藪に突っ込み、本峰に続くクラックだと信じて登った先のピークには何か大きい浮石が乗っていた。

▲「見張り塔からずっと」核心後のスラブ



8/14
翌日からの台風の影響に備えて本日中の下山を決め、サイトウさんと「注文の多い料理店(4級下 5.8)」へ。2p目で私がナッツを落としてしまったり3p目でサイトウさんがセットしたバチギキの5番カムの回収に手間取ったりとミスを犯しつつも4p目まで登る。上部の2ピッチは左方カンテを登った際に1度登っているので省略して下降。内容としては3p目が面白かった。クライミングシューズが合っていないせいで両足踵が化膿した。
▲「注文の多い料理店」4p目


未熟さ故にスマートに登攀をこなすことはできなかったが、ナチュプロかつフリーで登るスタイルは最高に面白いことを再確認できた。フリーの修行を積んで色々な壁や滝に挑戦したい。
アキヤマさん、サイトウさん、ありがとうございました。

2019年8月4日日曜日

香落渓の謎谷⑤⑥

日程:2019.7.29
参加者:コサカ(L)、スミ
山域:香落渓 羅漢滝のある謎谷〜サニーサイド脇の謎谷





羅漢滝(10mくらい)の右岸の草付きをコサカさんリードで登攀。
(羅漢滝)



直後に出てきた羅漢滝に酷似した滝をスミリードで右岸から突破。
その後二股を向かって右に進むと35m滝が出現。1p目コサカさんリード。強点を突くストロングスタイルを見せつけられる。同様のルートでフォローを試みたが、ホールドがもげてフォールする醜態を晒す。2p目スミリード。最後のバーティカルなセクション。ホールドに極度の疑いの目を向けながら登った。
(ストロングスタイル)




休憩を挟んでひたすら続くナメを遡行していく。軽自動車通行できるのでは、というくらい快適なナメ。

林道と合流し、サニーサイド脇の謎滝を下降。地形図通り急峻な谷である。途中に良いワイドを発見しながらしばらく下ると10m滝が現れ懸垂。直後に50m滝を懸垂。この50m滝は大変開けており、開放感のある一方、50mロープいっぱいいっぱいのスリリングな一面もあ
った。
(ロープ届いてよかった)




サニーサイドに合流し、伏流となった谷を下って終了。








香落渓の謎谷③④

日程:2019.7.28
参加者:コサカ(L)、オオブ、スミ
山域:香落渓 夫婦滝(のある谷)〜謎谷
 

入渓準備中に沢靴を忘れたことに気づくが、オオブさんにお借りして事なきを得た。今までで1番大きな忘れ物かもしれない。

夫婦滝までは目新しさのないゴーロ。谷の終盤に現れた夫婦滝は2つの谷のぴったり出合に発生しており中々珍しいしイカしている。しかし、向かって左側にしっかりしたfixロープが残置されており萎えた。夫婦滝は相当気合を入れないと登るのは難しそうであったので巻いた。
(夫婦滝)


下降した谷は非常に面白かった。上から順番に、30m滝〜ナメ〜10m滝〜ナメ〜ナメ〜ナメ〜ナメ〜と言った感じ。遡下降を逆にしたら完璧な行程だったなあ、などと話しながら終了。
(30m滝)

下降した谷の50m滝落口近くの廃喫茶店に未開封ファンタがありコサカさんが嬉しそうに回収していた。

早めに下山できたので、蛍クラック周辺で遊んでいたナバラーの方々に混ぜて頂いた。