参加者:筆者・サカイ・ウノ(L)・カワジリ
山域:比良山系 堂満岳
二月に控える戸隠の登攀、三月の北海道での登攀のアップ山行として、堂満ルンゼ中央稜へ行ってきた。
雪は少なめ。
筆者・サカイさんペアで登攀。サカイさんと山へ行くのは初めてであった。自分をさりげなく大きく見せようという悪癖がチョロチョロと舌を覗かせる。我ながら醜い性である。
特に問題もなく2ピッチ終え、ウノさんパーティーを待つ。
合流し、頂上へ。1時間ほど登ってピーク。意外と長い。
ウノさんがOBさんから授かったらしい新型腕時計GPS端末を自慢してくる。
「こいつにかかればイッパツで現在地と方角がわかっちゃうってワケ。」
下降し始めて40分。地形図と地形が一致していないとうすうすみんな気付いていた。
だが、同時に歩き続けていることで思考が鈍っており、歩き続けていればいつか約束の地へたどり着けるという妄想に似たなにかを抱いていた。
1時間経って堰堤が大量に出てくる。まだ、イケる。
堰堤を6.7つ程乗り越えたころ、流石にイケなくなった。
「ここは上ノ廊下ですか。」
長大なその谷は、本来下降するはずの谷を尾根を一つ隔てて南の方角にある深谷という谷であった。
おいおいおい。
やれやれ。
・休憩取って頭を冷やす時間を設けるべきだった。
・一人の意見に流されすぎ。
・地形図の確認怠りすぎ。
・違和感感じたら隊員ですぐに共有するべき。
何年山岳部やってるんだ。
車に戻ってきたときにはみんな雨でグショグショになったのであった。
心身グショグショなのであった。
(筆者パーティーは2ピッチ目から登攀)
(10個くらい堰堤超えた気がする)
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