2019年6月24日月曜日

161125三方崩山+計画

日時:2016年11月25日~29日

参加者:Lウノ、ムラカタ、イクシマ、オヤナギ、スミ

場所:石川県白山市白山国立公園(三方崩山~白山)




25日


京都~道の駅飛騨白山


移動日。ウノさんの家の車をお借りする。EVE祭でせわしないキャンパス内を80Lザックを背負って駆け抜け、車に乗り込む。筆者とオヤナギさん以外は運転免許を取得しているため、交代で運転する。早朝に出発して、日が暮れて道の駅に到着。登山口まで車で進もうと試みるが、道がぬかるんでおり危険と判断したため、道の駅でビバークする。ウノさんとイクシマさんがぽかぽかの車中泊で、筆者含める三人が車外に追放された。





26日

道の駅飛騨白山~三方崩山~三方崩山と奥三方岳の間のコル


6時起床の予定だったが、昨日深夜まで移動していたため寝坊する。9時起床。なんとなく全員罪悪感を抱えつつ急いで準備、出発する。登りはじめてすぐに止まる。ムラカタの水筒(ペットボトル)が破裂してザックがびしょびしょになってしまっていた。ペットボトルをこまめに替える大切さを学んだ。急登や下が切れている危険個所がいくつかあったが、無事山頂にたどり着く。雪はあまりなかった。残念ながら、天気は曇りで景色は見えなかった。ここからは道がついていないので読図をしながら慎重に進む。腰程の高さ笹が一面に生えており、中々苦戦した。30分ほど笹を漕いでコルまで下る。予定よりも手前だったが、日没が近かったのでここで幕営することに。風が強い。しかしブロックを作れるほどの積雪もない。ポールが折れないか不安だった。





27日


隊のペースが予想より遅く、この先天気も悪い。しかもこの先も道はついていない。ウノさんは撤退を決断した。筆者は撤退など全く考えていなかったので面くらう。まだまだ状況を分析する能力がたりていない。前日漕いだ笹ゾーンをもう一度通過する。非常に滑る。全員必死で登る。イクシマさんは途中で笹にヘッテンを奪われてしまった。ようやく三方崩山に着いたころ、しとしとと雨が降り始めた。雨具を着てアイゼンをはいて下山開始。撤退中のもやもや感に加え、雨が我々の心を削っていく。全員口数が少ない。この日は道の駅まで下り、隣接している温泉で気持ちよくなる。





28日


道の駅飛騨白山~白川郷~京都

だらだら起床。どうやら車で20分ほどのところに白川郷があるらしい。帰京ついでに寄ってみる。素晴らしい街並みだった。五平餅が非常にうまい。一通り観光して、帰京した。





感想


筆者にとっては初めての冬山であった。しかし雪はあんまり無かった。行程を最後まで遂行することができなかったのは悔しかったが、溶けかけのぐしょぐしょの雪の上を泥にまみれながら、しかも雨に打たれるというのは、中々しんどかったというのも正直なところだ。当時は最悪な気分だったが、今思い返してみれば、山の新たな一面を知ることができたいい合宿だったと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿