2021年10月16日土曜日

「ダブルこんにちは」について

 2021/9/18

すみ、サカイ


我々「この中でクロックスで登頂するのヒヨってるやついる!?いねえよなぁ!!」

小学生「ダブルこんにちは」

我々「(こいつ、できるっ...!)」







2021年10月14日木曜日

尊いファル・ニエンテ

 2021/10/10

すみ


私は湖上にいた。

中学生だろうか、つるんで自転車を押しながら笑っている。

左手の河原では白シャツのおじさんが体操をしている。

水鳥が突然飛び立つ。

雲も太陽も何に追われるでもなく、忙しなく動いている。

水面は穏やかだが、覗き込む水底の植物はそこが静寂ではないことを主張している。

ふと摩訶不思議な香りが鼻腔をくすぐり、だがその香りの正体はわからない。

大きなあぶくが水底から湧いてきて、ぽこんという音を目で聴く。

風がしょっちゅう私をつついてきて退屈を許さない。

私はこの世界のあまりの積極性に、ただただ呆然としていた。